2009年08月02日

セキセイインコA

hana0720.jpg 

「ピーちゃん、コンニチワ」

娘が、あいさつをすると、ピーはキョトンとした風情で小首をわずかにかしげ、愛嬌たっぷりに応じる。

そして、「あんたがた人間は威張っているが、こんな颯爽としたマネができるかね」と言わんばかりに翼を大きく広げ、鷹揚に羽ばたく。

セキセイインコにも運動が必要であろう。

時々、かごの鳥を外へ放った。

しかし、部屋の中を飛行したかと思うまもなくゴツン。

透明な物体に頭をぶつけては、さも悔しいといった顔をして、羽をバタバタさせながら落下していく。

こんなはずではない、と態勢を整えようとすると、空を飛べない人間どもが笑っている。

何ということだ。

笑う前に羽ばたきの一つでもやってみることだ。

自分のできないことで他人の失敗をはやすのは、人間どもの悪いクセである。

キット目を上方に向け、黒い模様のわずかに残った黄色の翼を武者震いさせると、ふたたび離陸する。

しかし、水平飛行に移ろうとしたとたん窓ガラスに正面衝突。

またまた急降下。
posted by asaborake at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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