2010年01月07日

いにしえに迷うD奈良に遊ぶ

西の京.jpg 西の京

私は、奈良に遊ぶときは光明皇后ゆかりの新薬師寺の宿坊に泊まることが多い。

皇后が夫、
聖武天皇の眼病平癒を祈願して建立された古寺である。

あまり広くない境内の菩提樹の下に、
会津八一の歌碑が立っている。

    ちかづきて  あふぎみれども  みほとけの
              
            みそなはすとも  あらぬさびしさ

その日は、朝まだき、萩の寺をたち、悲運の大津皇子眠る、また数多くの歌や伝説に詠まれてきた二上山に赴いた。

それから、山の中腹にある、中将姫伝説の当麻曼荼羅で名高い当麻寺の諸仏を仰ぎ、帰りしな西の京に立ち寄った。

千古の松林の中に、盲目の
鑑真和上とともに静かに息づいてきた唐招提寺。

その、いにしえの余香しみわたる伽藍の清らかなたたずまいと、境内に敷きつめられた白砂を踏みしめる時の、生命を洗われるような感触に心をひかれ、大和地方を訪れるたびに一度は門をくぐるのである。





posted by asaborake at 12:07| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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