2009年07月26日

セキセイインコ @

セキセイインコ  セキセイインコ

セキセイインコを飼っていた。

羽色の美しいオスのハルクインで、ピーと呼んでいた。

娘にせがまれ、ビーが6か月のとき、デパートで求めたのだが、その夜、娘はうれしくて天にも昇らんばかり。

戴き物の大きくて立派な鳥かごの周囲をグルグル回っては、「ピーちゃん、ピーちゃん、こっち向いて」と、弾んだ声をかけていた。

初めてかわいがる対象を得た4歳児は、ことのほか満足そうであった。

4〜5日間は恐怖と不安からか、ピーは震えていた。

のぞき見ると、弱弱しく目を閉じながら頭を下げ、わが身を羽の中

に隠してしまいたい風情であった。

私のほうも、ヒナを親鳥からもぎ取ってきた罪の意識に胸が痛み、また、いたいけな命が哀れで、おそるおそる扱った。

6か月が過ぎた。

ピーは、もはやわが家の一員。

堂々と振舞うようになっていた。
posted by asaborake at 10:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする